漢方・薬草の発祥地を訪ねる 奈良ウェルネスツーリズム(1)/橋本真季さんに聞く
奈良県内の着地型旅行「ならたび」を推進するロイヤルツーリスト(吉野福男社長)が2022年2月12日(土)―13(日)、奈良市プレミアムツアー「漢方の発祥の地 奈良~漢方・薬草の旅~古代から現代、未来へ~ 漢方・薬草、健康の歴史文化の発祥地奈良 ウェルネスツーリズム」を実施する。「日本書記」に記されている我が国最古の薬草の採取、栽培のまち奈良をコロナ禍に苛まれている今、日本古来の薬効と癒しを体感する地として訪ねる2日間のツアーだ。このツアーをプロデュースしたのは奈良市出身で、フィトテラピスト(植物療法士)や漢方養生指導士の資格を持つALHAMBRA代表取締役の橋本真季さん。ふるさと奈良で1300年以上続くヒーリングパワーについて話しを聞いた。
橋本さんのふるさとは、奈良市・奈良公園のすぐそば。東大寺大仏殿や鹿、若草山を原風景に育った。商社マンだった父親の転勤で、小学校1年生の時に名古屋へ移った。刺激的な都会が心地よかった。中学2年生の時、再び父親の転勤。「奈良に帰るぞ」。突然のことだった。「奈良なんか嫌や。あんなダサいところ」と心底思った。
奈良を出たい一心だった
「窓を開けたら大仏さんがいて、なんかずっと監視されているみたい。いつも奈良を出ることを考えていました」。大学の進学がチャンスだと思い、東京の大学に行きたいと父親に切り出したが「東京は危ないからダメ」と剣もほろろ。自宅から通える京都の大学に通うことになった。「父親は厳しいんですけど、なぜか留学するのはあっさりOKしてくれたんです」。その結果、大学在学中に米国カリフォルニアとスペイン・バルセロナに短期留学をした。
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