一般来場者数300万人突破・万博会場でナショナルデー(1) 観光名誉広報大使に坂口健太郎さん/韓国
日本国際博覧会協会によると、大阪・関西万博の一般来場者数(速報値)が4月13日の開幕から5月16日までの累計で約304万人となり300万人を突破した。協会が見込んでいる10月13日までの会期中の来場者数2820万人の到達ペースを下回っているが、万博の認知度へ来場意向は高まっており、今後巻き返すことが期待されている。本紙のシカマアキ特約記者が万博会場で開催されたナショナルデーなどについてレポートする。(文・写真はいずれも本紙特約記者・シカマアキ)
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大阪・関西万博の会場で5月13日から16日の間、韓国観光公社が韓国の最新カルチャーを発信するナショナルデー関連のイベント「KOREA Connected―韓国コレクションー」を開催した。その初日である13日、俳優・坂口健太郎さんの「韓国観光名誉広報大使」任命式がEXPOホール「シャインハット」で行われた。
坂口さんは、日本や韓国をはじめアジアで高い人気を誇り、韓国でのドラマやバラエティへの出演やユニクロ・GUのCMにも起用されている。今回のイベントでのスペシャルゲストとしてステージに登壇した坂口さんは「日本と韓国の文化における橋渡しのような役割を任せてもらえて光栄です。お互いの国を知ってもらうため、精いっぱい務めていきます」などと語った。また、韓国で先日開催したファンミーティング、話題の“漢江ラーメン”を体験した思い出、韓国で金色に髪を染めたことなどのエピソードも披露。同大使としてソウルなどで撮影したポスターとPR映像が、今回の万博で初めて公開された。

韓国観光名誉広報大使に就任した坂口健太郎さん(中央)、
韓国文化体育観光部の柳仁村長官(左)と
韓国観光公社の徐英忠社長職務代行
ステージではそのほか、韓国の人気男性歌手K.will(ケイ・ウィル)さんのライブ、韓国美容のトレンドを紹介するメイクショー、パリ五輪コリアハウス公式ファッションショーを手がけた芸術監督ソ・ヨンヒさん演出の韓服ファッションショーも行われた。

「お花見」がテーマとなった
韓服の華やかなファッションショー
また、韓国の自治体や航空会社、食品メーカーなどのブースが一堂に集まった「韓国観光フェスタ」、ドラマのVR体験や名シーンを再現した展示などの「韓国ドラマ展」も万博会場で会期中に行われ、多くの韓国ファンが訪れていた。

同日開催された「韓国観光フェスタ」
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