協業で逆境を乗り越える 関西旅丸会が総会、会員サポート拡充図る
近畿日本ツーリストの提携販売店で組織する関西旅丸会(吉田瑛会長=濱観光サービス)の2022年度総会が6月22日に大阪市内で開かれた。コロナ禍の逆風が吹く中、グループ旅行に対して増売キャンペーンを展開するなど会員サポート事業の拡充を22年度事業に盛り込んだ。
吉田会長は冒頭のあいさつで「旅丸会に入って良かったと思える実績を1年経て報告できるよう取り組みたい」と決意を示した。また、KNT―CTホールディングスの米田昭正社長の「いかなる時も忘れてはならないのは謙虚さ。お客様に喜ばれるか、社会に資するものか常に考え取り組もう」というメッセージを紹介した。
近ツー執行役員西日本支社の田中将史副支社長は、営業箇所の閉鎖や人員削減を断行した事業構造改革に触れ、旅丸会会員に対して「地の利を生かした人間関係に期待しています」と表明。地方自治体関連事業や教育旅行などでの協業で「利益を上げていきましょう」と呼びかけた。
また、旅丸会本部の松本佳澄事務局長は、ダイナミックパッケージの販売に関して全旅と近ツーがクーポン契約を行い一般提携店と旅丸会会員の支援策について差異を設けたと報告したほか、事業計画に盛り込んだ商品販売強化の取り組みについて詳述した。
このうち、近ツーと協定するKNT―CTパートナーズ会の特別施策については、15人以上のグループ客の送客に関して今年度初めて実施。「パートナーズ会と旅丸会がお互いに助け合っていこうという施策です」とし、販売促進への協力を要請した。
役員改選では吉田会長をはじめ現役員全員を再任した。
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