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国内旅行回復、旅行外事業好調で営業利益336億3600万円 JTB・22年度連結決算

23/06/12

JTB(山北栄二郎社長)は5月26日、2022年度(23年3月期)の連結決算を発表した。売上高は前年度比67・9%増の9779億7700万円、営業利益は前年度の約49億円の損失から336億3600万円へと3期ぶりに黒字転換に成功。国内旅行の回復や旅行外事業の成長。構造改革の成果もあり、経常利益は同927・8%増の397億3600万円、純利益は同5・3%増の299億5800万円の増収増益となった。

22年度は、上期はコロナ禍の影響が長引いたものの、下期は収束傾向となり国内、訪日を中心に旅行需要が回復。売上高は国内旅行が全国旅行支援などの効果で同121・1%増の3867億3100万円と急回復を果たした。海外旅行は同1810・3%増の409億円とやや復調。訪日旅行は同51・1%減の147億4900万円と減退したが、需要は戻ってきている。グローバル旅行は同784・8%増の331億7200万円と進展。旅行事業全体では同125・4%増の4755億5200万円となり、前年から倍増した。

一方で、旅行以外の事業は同35・3%増の5024億2500万円を売り上げ、今期も売上高全体の半数以上を占めた。ツーリズム、エリアソリューション、ビジネスソリューション、グローバルという各事業領域での成長を推し進め、社員数減や営業所の整理など構造改革も奏功し、業績回復につなげた。

23年度は、国内旅行市場が19年度比4%減、海外旅行市場が48%減、訪日旅行市場が8%減まで回復すると予測。売上高が22年度比12・8%増の1兆1034億円、売上総利益は増減なしの2550億円と想定。営業利益は同60・2%減の134億円の黒字ながらコロナ関連の受託事業の減少も想定され、増収減益を見込む。

JTB

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