人が人を呼ぶ長崎・壱岐 キューカンと観光連盟が商品化(2) 自然や文化、食など島体験
市長とも意見交換
宿泊先はビューホテル壱岐。ホテルで地元観光関係者との交流会が行われ、壱岐の自然や文化などが紹介された。壱岐側からは「関西からこれだけ多くの旅行のプロにお越しいただき、感謝したい」。関西の旅行会社側からは「壱岐のすべては見ていませんが、今回得た知識は今後の仕事に役立てたい」。
懇親会には壱岐市の白川博一市長も駆けつけ、旅行会社らと交流を深めた。

交流会であいさつする壱岐市の白川博一市長
今回のモニターツアーに参加した旅行会社のメンバーの琴線に触れたのは、港での出迎えと見送りだった。
一行を乗せた高速艇が港に着くのを待っていたのは「ようこそ壱岐へ」と書かれた歓迎の横断幕と島の人たちの笑顔。帰りは「壱岐島でまっちょるけんねー!」の横断幕が掲げられ、メンバーは口々に「いろんなところへモニターツアーに行きましたが、今回のような出迎えと見送りは初めてです」と感動していた。

横断幕を掲げて関西圏の旅行会社を
港で見送る壱岐の皆さん
島を離れてからもその余韻は残り、帰りの車中で「最低でも各府県から一組は送客し、オール関西で取り組もう」ということになった。これも自然の成り行きのようだった。
キューカンによると「壱岐ユニットプランは現在もコンスタントに売れています」とのこと。新幹線と高速船を活用したユニットプランの効果だけでなく、壱岐の人たちの客を迎えるマンパワーが大きく貢献していると言えそうだ。
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