第7回ジャパン・ツーリズム・アワード、最優秀賞の国土交通大臣賞は沿線まるごとが受賞
日本観光振興協会と日本旅行業協会、日本政府観光局はこのほど、ツーリズムの発展・拡大に貢献した取り組みなどを表彰する第7回「ジャパン・ツーリズム・アワード」の各賞を決定、発表した。最優秀賞の国土交通大臣賞は、沿線まるごとの「過疎高齢地域での『沿線まるごとホテル』プロジェクト」が受賞した。
ジャパン・ツーリズム・アワードは、日本観光振興協会と日本旅行業協会、日本政府観光局の三者が主催するツーリズムEXPOジャパンが実施。ツーリズムの発展・拡大に貢献し、10月26日に大阪市で開かれるツーリズムEXPOジャパンと連携し、ポストコロナの新しい時代に対し「旅のチカラ」の再生と持続可能性の確保につながる取り組みを表彰することでツーリズムの進化を促す。
今回は、コロナ禍を受けて3年ぶりの開催。国内・訪日領域119件、海外領域21件の合計140件の応募があった。ユニバーサルツーリズムやエコツーリズムといったSDGs関連や、ポストコロナを見据えて観光DX を活用した取り組みなど新時代の観光を見据えた応募が多かったという。
国土交通大臣賞の沿線まるごとの取り組み「過疎高齢地域での『沿線まるごとホテル』プロジェクト」は、駅と周辺の地域素材を面にして地域全体を1つのホテルと見立てたもので、空き家はホテルの客室に、無人駅はホテルのフロントにするなど地域課題を顧客価値へと転換し魅力につなげていることが評価された。
優秀賞の観光庁長官賞は、かまいしDMC、コラレアルチザンジャパン、トラベリエンスが受賞。実行委員長賞はインド・タミル・ナードゥ州政府観光省、持続可能な観光賞(UNWTO)は南丹市美山観光まちづくり協会、ベルトラがそれぞれ選ばれた。
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