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令和トラベル「NEWT Award 2023」、韓国・ソウルが圧倒的1位 U29世代のコスパ旅がけん引

23/12/12

令和トラベルは12月11日、同社が運営する海外旅行予約アプリ「NEWT(ニュート)」の2023年の実績をもとに「NEWT Award 2023」を発表した。利用者から人気があった①エリア②ホテル③フライトーをランキング形式で公開。全てのランキングで韓国がトップとなった。「U29世代からソウル(韓国)は圧倒的な人気を得ている。LCCを利用したコストパフォーマンス(コスパ)が高い旅をする人も多い」と同社。

ランキングは、2022年12月1日から2023年11月30日までのツアー旅行取り扱い額を元に順位を付けたもの。集計対象は、2023年11月30日時点でNEWTでツアー販売中のホテル、航空会社。

エリアランキングでは、旅行期間と費用で気軽で旅立てる韓国・ソウル(1位)、タイ・バンコク(3位)が上位を占めた。昨年はソウル、バンコク、シンガポールとトップ3はアジア圏が占めたが、今年はハワイ・ホノルルが2位となるほか、フィリピン・セブ(5位)、グアム(7位)といったリゾートエリアにも人気が集まった。「費用はアジア圏と比較して高めだが、ハワイにしかない魅力がある」と同社。

ホテルランキングでは、ディアーズ明洞(韓国・ソウル)が1位に。立地やおしゃれで清潔感がある施設の評価が高かった。ソウルの人気は高く、トップ10に計7つのホテルがランクインした。

航空会社ランキングでは、ジンエアー(韓国)が1位に。昨年に続きLCCを利用したツアーが人気となった。

「明確な目的をもつ旅」が需要増

同社は、2023年の海外旅行の傾向として、「推し活や美容体験など『明確な目的をもった旅』の需要が増加した」と分析。NEWTでは、釜山ワンアジアフェス(BOF)やロッテコンなどのチケット付きプランや、Z世代に向けた「#推し旅プラン」などが注目を集めていた。

また、「個スパを重視した旅」と「ご褒美旅」の旅の二極化についても言及。「U29世代の利用が約6割のNEWTならではの傾向だ。長引く円安で海外旅行の費用が高騰する中で気軽にコスパ良く訪れる人、一方で久しぶりの海外旅行であることから少しラグジュアリーなホテルに宿泊する人に分かれた」と分析している。

 

 

記事協力 ツーリズムメディアサービス(https://tms-media.jp/posts/18337/

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