54社で“生き残り策”を模索 和歌山県旅行業協会・総会
一般社団法人和歌山県旅行業協会(古市啓悟会長=野鉄観光、54会員)と協同組合和歌山県旅行業協会(青木査稚子理事長=トラスト旅行、同)は5月22日、和歌山市のホテルシティイン和歌山で2025年度総会を開いた。役員改選では古市会長、青木理事長の続投が決まった。
古市会長はコロナ禍以降、団体旅行が低迷したままであることを伝え「この状況を打破するには会員各社が情報交換や課題共有を行い、生き残りの道を模索する必要がある」と強調。
対応策として「会員54社が一つのチームとなって、それぞれが抱える問題や儲けにつながることを話し合う懇談会を開きたい」と提案し、承諾された。
また来年、奈良で開催される第20回国内観光活性化フォーラムにも触れ「オール関西で盛り上げるため、協会としてもバス2台を用意します。多数の参加をお願いしたい」と要望した。

奈良県の国内観光活性化フォーラムに
バス2台を用意したと古市会長
来賓としてあいさつした和歌山県地域振興部の赤坂武彦部長は「白浜空港と台湾を結ぶチャーター便が飛び、台湾から日本の旅行先として和歌山県の人気が高まっています。和歌山には素晴らしい温泉や世界遺産など多様な観光資源があることを伝え続けたい」と語った。
続いて行われた協同組合和歌山県旅行業協会の総会で青木理事長は、地域振興事業として取り組む「わかやま12湯推進協議会」について説明。県内温泉地を周遊する「巡湯帳」スタンプラリーの達成者が開始から1年で出たことを報告し「多くのメディアに取り上げられ和歌山県の温泉の認知度貢献に寄与できたと思っています」と手ごたえを口にした…
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