成田空港 2021年の国際線旅客数は開港以来最少の189万人
22/01/31
成田国際空港は1月27日、2021年(1-12月)の空港利用状況を発表した。
世界的なコロナウイルス感染症拡大の影響で、国際線旅客数は前年比74%減の189万3477人で開港以来最少となった。コロナ前の2019年は国際線を3670万人が利用していた。
国内線旅客は4%増の335万717人で、国内線旅客数が国際線旅客数を上回った。
一方で、国際線貨物便の発着回数と国際航空貨物量は過去最高を大幅に更新した。国際線の貨物便発着回数は37%増の5万961回。旅客便の運休や減便で貨物スペースが減少したことで、貨物臨時便が多数運航された。国際航空貨物量は32%増の259万1255トンだった。
12月の国内線旅客は前年比2倍超の45万人
12月の空港利用状況は、旅客数は国内線が前年比108%増の45万4915人、国際線は64%増の27万2088人だった。コロナ前の2019年12月比では国内線旅客数は7割まで回復しているものの、国際線旅客数は9割以上の減少が続いている。
航空機の発着回数は前年比21%増の1万3123回だった。国際線の貨物便発着回数は2020年4月以降21カ月連続で前年を上回り、12月として過去最多の4654回(前年比10%増)だった。2019年12月と比べると124%増と大幅に増えている。
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