スポーツツーリズムで価値創造 JATAフォーラムから(1) 広大な市場性に大きな可能性
日本旅行業協会が主催するJATA経営フォーラムが2月26日、東京都内で開かれた。日本スポーツツーリズム推進機構(JSTA)の原田宗彦代表理事が「スポーツを通じたビジネスの価値創造 旅行業界のブルーオーシャン戦略」と題し基調講演した。
平昌オリンピック閉幕翌日に開かれた今年のフォーラムは、メーンテーマにスポーツツーリズムを持ってきた。ラグビーワールドカップ日本大会、東京オリンピック・パラリンピックと国際的なスポーツイベントを控え、旅行ビジネスになるスポーツツーリズムの現状と可能性について共有しようというものだ。
「スポーツツーリズムとは、スポーツをする、見る、(プレーヤーや大会を)支えるで、スポーツで人やモノを動かす仕組みづくりです。ツーリズムとして認識されていない隠れているスポーツ資源が日本には無限にあります」と、学者らしい明るさで原田さんは、広大な市場性を断言する。
スポーツツーリズムの推進には政府も前向きだという。スポーツ庁は17年6月にアウトドアスポーツ推進宣言を行い、スポーツによる地方創生や訪日旅行誘致の考え方を打ち出しているほか、全国で170ほどを目標に地域スポーツコミッションの創設を後押しする。
(次の記事)スポーツツーリズムで価値創造 JATAフォーラムから(2) 冬季、都市型にも期待大
- 観光、移動の視点で考える二次交通 近畿運輸局がシンポジウム(24/07/05)
- ガストロノミープロジェクト集大成 徳島県三好市、食による滞在観光地づくり磨く(24/05/16)
- クルーズdeツナグ・プロジェクト 全国クルーズ活性化会議、北陸復興応援企画がスタート(24/04/30)
- 農泊訪日旅行の可能性 農水省がセミナーを開催、外国人が地方の価値を発見(2)(24/03/15)
- 農泊訪日旅行の可能性 農水省がセミナーを開催、外国人が地方の価値を発見(1)(24/03/15)
- 中高生のアイデアで地域活性 全国高校生地方鉄道交流会、大阪・岬町で11校参加し開催(22/12/14)
- 旅行会社の辛口意見を誘客に生かす-熊本・苓北町 無料に価値はない/見せる工夫を(22/12/02)