スポーツツーリズムで価値創造 JATAフォーラムから(1) 広大な市場性に大きな可能性
日本旅行業協会が主催するJATA経営フォーラムが2月26日、東京都内で開かれた。日本スポーツツーリズム推進機構(JSTA)の原田宗彦代表理事が「スポーツを通じたビジネスの価値創造 旅行業界のブルーオーシャン戦略」と題し基調講演した。
平昌オリンピック閉幕翌日に開かれた今年のフォーラムは、メーンテーマにスポーツツーリズムを持ってきた。ラグビーワールドカップ日本大会、東京オリンピック・パラリンピックと国際的なスポーツイベントを控え、旅行ビジネスになるスポーツツーリズムの現状と可能性について共有しようというものだ。
「スポーツツーリズムとは、スポーツをする、見る、(プレーヤーや大会を)支えるで、スポーツで人やモノを動かす仕組みづくりです。ツーリズムとして認識されていない隠れているスポーツ資源が日本には無限にあります」と、学者らしい明るさで原田さんは、広大な市場性を断言する。
スポーツツーリズムの推進には政府も前向きだという。スポーツ庁は17年6月にアウトドアスポーツ推進宣言を行い、スポーツによる地方創生や訪日旅行誘致の考え方を打ち出しているほか、全国で170ほどを目標に地域スポーツコミッションの創設を後押しする。
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