大阪―釜山に新造船就航 サンスターライン「パンスターミラクル」
韓国釜山と大阪を結ぶサンスターラインのクルーズフェリー航路に新造船が登場した。「パンスターミラクル」(2万2000総㌧)が4月14日に大阪港国際フェリーターミナルに初入港。船内で記念式典が開かれたほか、メディア関係者にクルーズ客船並みの船内が公開された。
パンスターミラクルは、従来のパンスタードリームに代わり就航したもので、大阪―釜山間をこれまでより2時間短縮し17時間で結ぶ。長さ171㍍、幅25・4㍍。バルコニーを備えたスイートキャビン37室を含め全102室、355人を収容する。

大阪港に初入港するパンスターミラクル
特に、船内設備はクルーズフェリーの名にふさわしい充実ぶり。屋外プール(夏期のみ)やサウナも備えたスパ、VIPラウンジ、フィットネスルーム、カジノ&ゲームバー、免税店なども。メインレストランのほか、寿司バーも備えている。
この日は、大阪・関西万博に向かう韓国人らが乗船していた。
船内で開かれた記念式典で、パンスターグループの金泫謙会長は「両国国民の活発な交流と相互理解につながり、友好の深化を担いたい」と話し、日本法人のサンスターラインの舎野祝光社長は「パンスタードリームは就航から23年間で172万人を運びました。パンスターミラクルでさらに質の高いサービス、ホスピタリティを提供したい」と意気込んだ。

初入港を祝う記念式典(左端が金会長)
なお、7月15日までは就航記念キャンペーンとして通常運賃の20%オフ片道1人1万6千円から乗船できる。
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