ブッキング・ドットコム 宿泊施設のサステナブル対応を掲載
ブッキング・ドットコムは、予約サイトに掲載している宿泊施設の紹介にサステナビリティへの取り組み情報の掲載を始めた。
「廃棄物の削減」「エネルギーや温室効果ガス」「節水」「地元コミュニティ支援」「自然環境」の5つの主要カテゴリーに分類し、施設の取り組みを表示する。これによりSDGsに関心のなる旅行者は例えば「100%再生可能エネルギーを使用しているか」、「節水シャワーを導入しているか」、「使い捨てのプラスチック製品を提供していないか」などの施設の取り組みを予約前に確認することができる。
![](https://www.travelnews.co.jp/img/f63933dcb3f03b48ebe224a1914587ab-600x521.png)
都内のホテル紹介に表示されているサステナビリティ情報
ブッキング・ドットコムの旅行者調査では日本人旅行者の82%が「旅行において、サステナビリティが非常に重要だ」と考えている一方で、半数以上の旅行者が「サステナビリティに取り組んでいる宿泊施設があることを知らなかった」とするなど、自分自身が「旅先でサステナブルな取り組みを実施するのは難しい」と感じている。宿泊施設のサステナビリティ情報の表示は、こうした旅行者が、宿泊施設選びでもサステナブルな選択ができる手助けとなることが期待される。
ただ、実際の施設紹介ページを見るとサステナビリティ情報が掲載されているのはかなり下の方。積極的に情報を探す旅行者でなければ気づかないかもしれない。
サステナビリティ情報の表示は宿泊施設の希望で表示することができる。これまでに日本国内で表示を始めた宿泊施設数は非公開としているが、「世界ではすでに何十万もの宿泊施設がサステナビリティへの取り組みを掲載しております。日本でもできるだけ多くのパートナーに掲載いただき、観光業界のサステナビリティへの取り組みを支援していきたいと考えています」(ブッキング・ドットコム)としている。
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