微細な包丁さばきで「現代の名工」 琴平桜の抄・山口料理長が受賞/香川
22/12/17
香川県・こんぴら温泉郷の「琴平グランドホテル桜の抄」の山口和孝料理長がこのほど、2022年の卓越した技能者「現代の名工」として、厚生労働大臣によって表彰された。
「切る」技能のなかでもむずかしいとされる、ハモやアナゴの骨切りを1・2ミリごとに細かく包丁を入れ、皮を残して骨と身を切る包丁さばきの腕前が技能功績として評価された。
後継技能者の育成においても技能検定委員や技能五輪全国大会予選の協議委員を務めるほか、一門の若手技能者指導育成に力を入れていることも評価につながった。
「現代の名工」は、その道で第一人者として目されている技能者を表彰するもので、技能者の地位と技能水準の向上を次世代に継承していくことを目的に毎年実施。職業別に分類され、全20部門から150人が選出されている。
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