「温泉文化」で地方創生 全旅連、全国大会を開催
25/08/05
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連、井上善博会長=福岡県・ほどあいの宿六峰舘)は6月17日、東京都千代田区のホテルニューオータニで第103回全国大会を開いた。全国の組合員旅館など関係者1200人が出席。「観光立国・安心安全な宿づくりを推進しよう」「宿泊施設が核となり、地方創生を実現させよう」など8項目の決議を採択した。
井上会長はインバウンドの回復が進む一方、生産性や収益性の向上、人手不足などの課題に言及。「どデジタル化を活用した情報発信が当たり前になりつつある中、組織として原点に立ち返り世代を超えて業界が一丸となって困難に立ち向かう必要性があります」と訴え、「会長職が2期目に入る今年度は組織体制の見直し、ガバナンス強化を進め、諸課題解決に努めたい」と話した。
温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録についても触れ「温泉文化の価値を国内外に広め、観光・文化資源として魅力を高めると同時に地方活性化に向け温泉のユネスコ無形文化遺産登録の国内候補に年内に選ばれるよう努力を重ねたい」とした。

全国大会開催を支えた役員らが集まり
舞台で記念撮影に興じる
来賓の菅義偉元首相は「我が国の温泉文化は地方への誘客につながる有力な観光資源。皆様と温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録を目指していきたい」と呼びかけた…
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