子どもたちが「バスのお仕事体験」 大阪・商都交通がツアー開き貸切バスの魅力発信(1)
商都交通(大阪市中央区、三野文男社長)は8月17日、児童養護施設の児童を招いて「バスのお仕事体験」ツアーを実施した。貸切バスを身近に感じてもらおうと今回初めて企画。バスの運転席に実際に座ってみる体験や整備士の説明を聞きながらエンジンルームを見学、バスガイド体験なども行った。
児童養護施設の児童を招く 手作りのツアーでもてなし
児童は、大阪府三島郡の社会福祉法人大阪水上隣保館・ 遥学園で生活する就学前2―6歳の男女29人。同学園の先生16人も同行した。旅行に行く機会が少ない上、貸切バスに乗車した経験のある子もほとんどいない。同施設と関わりのあった旅行会社の営業マンが同社の三野正男専務に相談し、企画の実現にこぎつけた。
バスの運行にかかる費用は商都交通が全額を負担し、子どもたちの体験内容についても同社スタッフが考案した。子どもたちに提供する弁当もツアーの趣旨に賛同した仕出し業者が格安で提供した。
ツアー当日、企画のきっかけをつくった営業マンの仲間、大阪府内や奈良県内で旅行会社を経営する平均年齢40歳の有志がボランティアで集まった。商都交通スタッフ手づくりの歓迎ボードを皆で掲げて子どもたちを出迎えた。

バスの前で子どもたちと
スタッフらが記念撮影
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