子どもたちが「バスのお仕事体験」 大阪・商都交通がツアー開き貸切バスの魅力発信(2)
貸切バスの魅力伝える
子どもたちは、大阪市生野区にある同社車庫に到着。グループに分かれて、同社の運転士やガイドらスタッフに引率されて、運転士の帽子をかぶって運転席に座ったり、非常口から降車する交通安全学習を行った。バスガイドの発声練習を一緒にやる姿も見られた。

帽子をかぶって運転席で
運転士を体験する児童

整備士からエンジンルームの
説明を受ける
商都交通の三野専務は「子どもたちが楽しそうに体験してくれて良かった。我々にとっても貴重な体験。バス乗務員の確保が難しくなっている中で、次の世代の子どもたちに知ってもらういい機会になりました。バスに対していいイメージを持ってもらうと将来お客さんにもなるし、我々の仲間にもなってくれるかもしれませんね」。
また、ツアーをアテンドした旅行会社メディカルトランスポートの松嶋哲史さんは「彼らは18歳になると施設から出なければなりません。就職先としてもバスガイドやバス乗務員を身近に感じてもらえれば」と話す。
このあと、子どもたちはバスガイドの案内で大阪市内を走り、伊丹空港(大阪国際空港)で大型旅客機が離着陸する様子を間近で見学した。
三野専務は、事前に施設を訪問し子どもたちと触れ合ったり、コースの下見を繰り返したスタッフの労をねぎらい「大きな事故でイメージダウンの貸切観光バスを盛り返すためにも、継続して子どもたちが体験する場を提供したいですね」と話していた。
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