【観光業界リーダー年頭所感】JRグループ協定旅館ホテル連盟 西日本地域本部会長 前田健二 氏
2022年の年頭にあたり、謹んで新年のごあいさつを申しあげます。
昨年はCOVID―19感染拡大が長引く中、変異による猛威をみせ、世界経済や個人の生活にまで大きな影響を与えました。そんな中ではありましたが、日本では年末に向けて終息の兆しをみせ、経済復興への動きが活発化する様相の矢先、オミクロン株という新しい変異株が発見され、終わらない恐怖に支配されてしまいました。人類は本当に勝てるのであろうか。
こうした環境下においてJR旅連は活動の縮小を余儀なくされてきました。しかし、大きな動きが制約される中でも、地域においての素材発掘やコンテンツづくりなど地道な活動を続けてまいりました。各種観光キャンペーンも断続的に行われ、12月には恒例の「Japanese Beauty Hokuriku」が開始されたところであり、本年のスタートダッシュにつなげていければと思います。
本年は北陸新幹線の金沢から福井県敦賀までの延伸を2年後に控え、沿線地域の活性化を進めなければなりません。また、その先にある「2025年日本国際博覧会」、いわゆる大阪・関西万博を皮切りに、政府が目標として掲げた、2030年訪日外国人旅行者数6千万人・旅行消費額15兆円の達成を目指します。
このことは、私たちJR旅連にとってとても大きなことであり、悲願であります。観光関連の従事者は900万人といわれ、特に地方での経済効果は絶大です。日本人国内旅行消費額30年22兆円の政府目標も合わせて達成し、観光業が日本経済の一角を担う原動力となるよう努めていきたいと考えています。
「安全・安心」の移動手段を提供するJR西日本とともに、「観光による感幸」を提供するJR旅連西日本地域本部として、旅行需要のさらなる喚起に努めてまいります。多種多様な価値観が存在する中、旅による様々な出会いを通して人々の人生を豊かなものにして行きたい。
冬を象徴する「柊」のように、常に青々として寒い冬に花を咲かせ、厄を寄せつけないたくましさと、年を重ねるごとに丸くなる大らかさで、本年を過ごしたいものです。

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