大阪・関西万博の会場視察 サンスターラインが夢洲ツアー
アフターコロナの観光ビッグバン誘発剤と期待されている「2025年大阪・関西万博」。開催に向け整備が進む大阪港の人工島・夢洲を視察するツアーが7月下旬、サンスターライン(本社・大阪市中央区)の主催で行われた。ツアーに協力した関西クルーズ振興協議会会員、メディアなど約50人が参加した。
ツアーは、高さ252メートルのさきしまコスモタワー展望台から夢洲を俯瞰。夢洲の総面積約390ヘクタールのうち、155ヘクタールを占める万博会場予定地と49ヘクタールで建設が計画されている統合型リゾート(IR)について大阪港湾局、2025年日本国際博覧会協会の担当者から説明を受けた。
このあと2台のバスに分乗し、夢洲を視察。公道は走ることができない超大型ダンプカーが行き交い、巨大な重機が設置され建設中の大阪メトロ中央線が延伸する「夢洲駅」などを見て回った。
参加者は、万博とIRの建設予定地を直接見学できたことを高評価する一方、交通インフラについての質問が少なくなかった。現状、夢洲にはコンテナターミナルが設置されており、この日も多くのトレーラーが待機し行き交っていた。
これについて港湾局担当者は、夢洲への主要道路になる舞洲との夢舞大橋、咲洲との夢咲トンネルがそれぞれ拡幅される計画を紹介。「万博会場へ行く観光車両と物流車両を分離し、スムーズに通行できるようにしたい」と答えた。
大阪・関西万博は25年4月13日から10月13日まで開催。期間中の来場者数は約2820万人を想定しており、1日あたりに換算すると平均15−16万人が来場することになる。
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