【観光業界リーダー年頭所感】全日本空輸株式会社 大阪支店支店長 種村守之 氏
新年あけましておめでとうございます。
本年2022年の干支は、壬寅(みずのえとら)であります。トラと言えば力強く精悍なイメージが強い動物であり、まさにこの名を冠するプロ野球チームもそんな感じであります。ちなみに前回の壬寅、1962年は惜しくも日本一はなりませんでしたが、村山実さんらを擁してリーグ優勝を果たした年でありました。然るにこの壬寅は、そんなトラの猛々しさとは少し違って、乳虎や母虎のような優しいトラの特徴を持っているそうです。
発生以来実に2年を経過しつつある新型コロナ禍はいまだ新種の株を創造するなど依然脅威であります。そんな時に壬寅とともに新春を迎えられたことは、この22年が壬寅のように優しく、家族を大切にして周囲を思いやる、よい年になりそうな気がしております。
ところで、弊社では昨年末より、アニメ「鬼滅の刃」とのタイアップ『想いをつなげ、絆のツバサ』をスタートしました。図ったわけではないのでしょうが、このコンセプトが壬寅の特徴にとてもマッチしていると思っています。「鬼滅の刃」は、もともと深夜アニメだったものが、新型コロナ禍に日本社会が喘いでいた昨年にアニメシリーズの後日譚が劇場公開され、驚くことに興行収入300億円超で国内劇場映画興行収入歴代1位の金字塔を打ち立ててしまいました。戦闘場面などでは全年齢向けとは言い難いシーンも多かったにもかかわらず、乳幼児やお子様のおられるご家庭を含め国中の支持を集め、さらには弊社を含めた様々な企業のタイアップもこれありで、それ以来ずっと社会を席巻し続けています。その理由を業界や識者の方々が分析しておられますが、そのひとつが作品のテーマが家族愛であることと、それを核として鬼という脅威に立ち向かう人間同士の絆を鮮やかに描いているからだと言われています。きっとこうしたメッセージが、鬼ならぬ新型コロナ禍に苦しむ人々の共感を呼んだのだと。
優しいトラの壬寅の年に、「鬼滅の刃」とのタイアップ『想いをつなげ、絆のつばさ』を胸に今年こそ人々がハッピーになれますよう、微力ながら弊ANAグループのあらゆるリソースを駆使して皆さまとの絆をつないでまいる所存でありますので、本年もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申しあげます。
- 「温泉チャージ」でブランディング 和歌山県とじゃらん、高付加価値プラン造成(24/11/25)
- 目標は25年中に署名100万筆 全国推進協、国民運動化し機運高める(24/11/25)
- 和歌山県旅館組合、「温泉文化」署名2カ月で1万5千筆を達成 12湯サミットで井上副会長に贈呈(24/11/25)
- ONSENを世界無形文化遺産に 「温泉文化」のユネスコ登録目指す(24/11/25)
- 「巡湯帳」と「御湯印」 わかやま12湯推進協が販売、12湯の周遊と再訪促す(24/11/25)
- 熊野本宮大社に「献湯」 12の湯を十二神へ奉納(24/11/25)
- 川湯温泉で第4回12湯サミット 聖地・熊野で“よみがえり”宣言(24/11/25)