【観光業界リーダー年頭所感】株式会社滋賀県旅行業協会 代表取締役社長 北川宏 氏
謹んで新春のお慶びを申しあげます。
平素は株式会社滋賀県旅行協会に対し、格別のご高配を賜り厚くお礼申しあげます。
コロナ禍という言葉を聞いてから、早や3回目の年を迎えることとなりました。この間、生活・行動・仕事などをしていく上で、経済環境の様々な変化、生活様式が変わったことは言うまでもありません。
我々中小の会社が強みを持つ法人の団体向け需要はコロナ前に戻ることはまだ時間がかかる、また今後はなくなってしまうと言っても過言ではないと思います。我々旅行業のあり方を「顧客にどう必要とされているか」「どう変わることができるのか」を、今一度、再認識し追求して行くことが必要と考えます。
そんな中、当初は7月開始予定だった全国旅行支援が、秋の繁忙期の中始まりました。県民割の全国拡大版となり、各都道府県により運用細則が異なる、我々も十分理解できていない状態での開始となりました。また、46都道府県に対し販売報告をしなければならい、各都道府県の予算が不明確、精算申請時の提出書類の多さなど我々にとっては非常に問題点の多い事業だと言わざるをえません。本年、1月10日より延長が決定しています。改善できるところは改善していただき、全国旅行支援を行って、旅行業界全体が盛り上がり、本当により良い事業だったと言えるようになってほしいものです。
しかしながら、滋賀県旅行業協会としては、全国版「今こそ滋賀を旅しよう」滋賀県事務局の中の、感染拡大防止対策調査、不正利用防止対策調査を担わしていただきました。県旅協にて会員を巻き込んでの調査のため、会員同士の交流ができ、今まで以上のまとまりができたことは非常に良かったことと捉えております。
株式会社滋賀県旅行業協会は、こうした環境の変化の中で、昨年までの成果を踏まえ(1)会員に対しての今まで以上の情報発信(2)会員が少しでも売上を伸ばすための商品の造成(3)会員に対しての魅力ある協会づくりの取り組み(4)滋賀県・市町との連携を今まで以上に強化し、会員に対しての助成事業の実施―を遂行することにより、本年は会員全員が「顧客に必要とされる旅行業」の構築を目指してまい進してまいりたいと考えております。
本年も、当協会に対しまして、ご理解・ご支援をお願いするとともに、皆様にとりましても良い年となりますよう、ご祈念申しあげごあいさつとさせていただきます。
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