大阪・関西万博まで2年弱(1) オールジャパンで機運醸成
2025年4月に開幕する大阪・関西万博まで2年を切った。万博に向けて入場チケット料金が発表されたほか、機運醸成の具体策や催事内容について検討する委員会が立ち上がっている―。
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大阪・関西万博の開催ムードを全国的高めようと6月12日、2025年日本国際博覧会協会「機運醸成委員会」の第1回総会が開かれた。自治体、経済団体のトップが一堂に会し今年末にも予定されている万博前売り券の販売へ“オールジャパン”で弾みをつける。
機運醸成委員会の委員長に就いた松本正義・関西経済連合会会長は冒頭あいさつで「万博まで残り670日あまり、パビリオンの計画など徐々に具体化してきましたが、全国的な機運の盛り上がりは十分ではありません。年末の前売り券販売開始をターゲットに、戦略的かつ効果的な機運醸成を図るため、この委員会が司令塔の役割を担います」と話した。

機運醸成委員会
委員会では、機運醸成の行動計画を策定。プロモーション活動やPRツールの制作などスケジュールを定めて進める。大阪府内では認知度が9割を超えているものの、首都圏では6割程度にとどまるなど全国的な盛り上がりに向けた取り組みを段階的に強化していく。
具体的には公共交通機関のラッピング、ロゴマークの使用手続きの簡素化、公式キャラクターのミャクミャクを露出するイベントへの参画などを推進していく。
松本委員長は年内に予定されている「前売り券販売のスタートダッシュを万博本番につなげたい」と機運醸成に意欲を示した。
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