【観光業界リーダー年頭所感】一般社団法人和歌山県旅行業協会 会長 古市啓悟 氏
晴れ晴れしい新年をお迎えのこと謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年は、4月に現職の岸本周平和歌山県知事が敗血症で急死され、6月より宮崎泉氏が新和歌山県知事に就任なさいました。私たちの全国旅行業協会も7月に近藤幸二氏が新会長に就任、10月には高市早苗氏が日本で女性初の首相に就任されるなど、変化の波に直面した1年でした。一方4月より始まった「関西・大阪万博」で体験なされたように環境問題への取り組み、デジタル技術のさらなる活用はもはや避けては通れない課題であることを強く印象付けられた一年でもありました。
本年は、年初よりガソリンの暫定税率の廃止に始まり、2月に「国内観光活性化フォーム」が奈良で開催され、和歌山県串本町では「カイロスロケット3号」が打ち上げられるなど嬉しいニュースが目白押しですが、浮かれてばかりもいられないのも現実です。
日本の人口は減少局面に入り「縮小社会」への適応を余儀なくされています。地方都市はなおのこと加速度的に進んでいくと考えられます。では「どう稼ぎ、どう暮らして」いけばいいのでしょうか、今後向き合うべき課題に真摯に向き合い、革新的なアイデアと行動力で、より良い未来を築いていかなければなりません。
パンダはいなくなりましたが、和歌山には世界中で一番間近に見られるロケット発射場があります。世界文化遺産を始めとする歴史遺産があります。温暖な気候に育まれた豊かな自然と豊富な食べ物があります。何よりも風光明媚な景色の中で身も心も癒してくれる温泉の源泉が508も点在しています。当協会を通じてのみ手配可能な独自性を持った商品を創造していくことが、協会員の皆様の生き延びていく唯一の道と考えております。
未来を創造するためには、個々の力を結集し、共に協力することが不可欠といわれておりますが、私どもには少しずつ積み上げてきた官民異業種の垣根を超えた連携や信頼感があります。協会が中心となり皆様との意見交換の場をより多く提供することで、新たなアイデアが生まれ、異なる意見を出し合い、建設的な議論を重ねることで、より豊かな発想と解決策が生まれると信じています。
「馬到成功」の言葉の如く、私たちには変化を恐れず、常に前に進む勇気があります。この一年も、皆様とともに、希望に満ちた未来を切り開いていけることを心より願って、年頭のごあいさつとさせていただきます。

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