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「サステイナブル・トラベル」日本人の意識高まるも依然世界との差は大きく ブッキング・ドットコムが調査

宿泊予約サイトBooking.comの日本法人ブッキング・ドットコム・ジャパンは6月4日、持続可能な観光「サステイナブル・トラベル」に関する調査結果を発表した。コロナ禍の影響からか、日本の旅行者のサステイナビリティへの意識の高まりを感じさせる結果となった。

日本の旅行者のサステイナブルな行動への意識は「次世代のために環境を守っていくには今すぐ行動する必要があると考えている」が43%。リサイクル51%、フードロス削減42%などすでに取り組みを進めている人が多い。

そんななか、旅行に対しても「旅行においてサステイナビリティが非常に重要」82%、「コロナの影響でよりサステイナブルな旅行を望むようになった」42%など、環境に配慮した旅行への意識、需要の向上をうかがわせる。

ブッキング・ドットコム調査

「旅先でどのようなサステイナブルな取り組みに参加したいか」については71%が「ゴミの量を減らしたい」「エネルギー消費量を減らしたい」、65%が「より環境に優しい交通手段を利用したい」と回答。地域文化や経済の持続可能性という面に対しても47%が「旅先でその土地の文化を代表するような本物の体験をしたい」、83%が「異文化理解を深めることや文化遺産の保護が不可欠」、72%が「旅行業界による経済効果が社会のあらゆるレベルで平等に分配されることを望む」、「人気の観光スポットやアトラクションを避け比較的旅行客が少ない旅先を選ぶことで、旅行客の集中を防ぎ、また旅行によって生まれる利益を広く分散させて還元できるようにしたい」が66%と、意識の高さを示す結果になった。

ただ、世界との比較では日本の意識はまだまだ低いようだ。宿泊施設のサステイナブルな取り組みについての調査では、「滞在先にゴミをリサイクルする仕組みがないなどサステイナブルな取り組みがないと不満」と感じるのは世界の旅行者が53%に対して、日本の旅行者22%にとどまる。「今年はサステイナブルな宿泊施設に滞在したい」も世界の旅行者81%に対して日本の旅行者36%と差は歴然で、日本の意識は世界に追いついていない。ただ、「サステイナブルな宿泊施設に滞在したい」は2016年調査時の30%、20年の29%からやや増加し、意識自体は高まっていることがうかがえる。

「過去1年間でサステイナブルな宿泊施設に滞在しなかった」と回答した日本の旅行者は61%、そのうち54%が「そのような宿泊施設の存在を知らなった」、22%が「行く予定の旅先にはそのような宿泊施設の選択肢がなかった」、28%が「探し方がわからなかった」となるなど宿泊施設による取り組みと訴求が不十分で、旅行者にその存在が浸透していないことも課題として挙がった。

調査は30の国・地域の約2万9千人を対象に、4月に実施した。

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