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【観光業界リーダー年頭所感】一般社団法人滋賀県旅行業協会 会長 北川宏 氏

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

平素は、滋賀県旅行業協会に対し、格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

昨年、新型コロナウイルス感染症は、感染症法による第5類へ移行されたことにより、観光業界はコロナ前と比較して飛躍的に活気を帯びてきた感がある一方、団体旅行おいては(学校団体は100%、一般団体は60―70%)期待値以下であるのが現状です。今後、一般団体旅行がコロナ前に復活することは、極めて厳しいものと思われます。

令和2年から数えて約3年にわたるコロナ禍の中で、疲弊する観光業界を早期に立て直すべく我々旅行業者を対象とした「安全安心な観光バスツアー助成事業」が令和2年9月7日から始まり、会員が団体客を確保すれば一定の収入が確保できる事業を協会として業務受託できたことは、協会としての役割が履行できたと思います。

加えて、全国旅行支援の滋賀県版である「全国版今こそ滋賀を旅しよう!」の共同企業体の一社として参画をし、コンソ事務局への駐在および感染拡大防止対策・不正利用防止業務を受託することにより、宿泊事業者へ点検・調査を行う調査員を会員から募集し、調査業務の対価として一定の委託料をお支払いすることができました。

本年は、会員の「収入確保の底上げ」の事業展開を行いたいと思います。経営座談会(仮称)を設け、日ごろの会話より一歩踏み込んだ内容(手配などで困っていること、クーポン・保険の運用状況、経営上の問題点、貸切バスの手数料の統一化など)、様々な角度から情報を収集し、業務の簡素化、収益の向上の取り組みをしていきます。

滋賀県旅行業協会は、こうした環境の変化の中で、昨年までの成果を踏まえ

・会員が資質向上するための研修事業
・会員への旅行業経営や業務遂行に役立つ情報宣伝事業
・会員が各方面の関係団体等と交流・連携ができるための経営推進活動
・会員へ行政庁等からの各種連絡事項の周知・徹底

―以上を遂行することにより、本年は、会員全員が「旅行業の向上」の構築を目指してまい進してまいりたいと考えております。

辰年は陽の気が動いて万物が振動するので、活力旺盛になって大きく成長し、形がととのう年だといわれています。令和6年は飛躍の年であることを信じて、一丸となって精進してまいります。

本年も、当協会に対しまして、ご理解・ご支援をお願いするとともに、皆様にとりましても良い年となりますよう、ご祈念申しあげ、ごあいさつとさせていただきます。

年頭所感

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