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ホテルホッピングが流行 エクスペディアが26年の旅行トレンド調査

エクスペディア・グループは10月16日、2026年の旅行トレンドをまとめたレポート「Unpack’26」を発表した。自社の旅行データと、世界18地域で実施した2万4千人を対象とする調査をもとに、26年に注目される5つの旅行トレンドを紹介している。

26年は「スポーツ観戦の旅」「リノベ宿ステイ」「ホテルホッピング」など体験型・滞在型の旅が世界的に広がる見込み。特にZ世代やミレニアル世代を中心に、地域固有の文化やローカル体験への関心が高まっているという。

スポーツ観戦の旅では、世界の旅行者の57%が「旅行中にその地域ならではのスポーツを観戦したい」と回答。日本の相撲やタイのムエタイなど、各国の伝統競技への関心が高い。日本人の回答では「地域の文化を学びたい」(55%)が最多で、観戦体験を通じて文化やコミュニティに触れる旅が求められている。

また、リノベ宿ステイでは、かつて学校や駅、銀行だった建物を改装したホテルが人気を集めている。ホテルズドットコムのデータによると、日本の「ザ ホテル青龍 京都清水」(旧小学校)は検索数が前年比194%増で、世界的にも高い注目を得ている。

さらに、ひとつの旅行先で複数のホテルに泊まるホテルホッピングも新たな傾向として浮上。世界の旅行者の54%が「1つの旅行で複数のホテルに宿泊したい」と回答し、日本人の56%が「旅に変化とワクワク感を加えたい」と答えた。

加えて、テレビ番組や映画の影響を受けた「ロケ地巡り旅」が3年連続でトレンド入りした。世界の旅行者の53%が関心の高まりを示しており、日本でも約半数(49%)が「実際にロケ地を訪れたことがある」と回答している。

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