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“認知症”対応の公共交通接遇ガイドライン策定!

国土交通省では、令和元年6月18日に決定した「認知症施策推進大綱」やSDGsの「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包括性のある社会の実現のために、公共交通事業者に向けた接遇ガイドラインにおいても、認知症の人に対する対応の際の留意点をまとめた「公共交通事業者に向けた接遇ガイドライン(認知症の人編)」を策定しました。

これを受けて、私たちサービス介助士もさらに認知症対応の知識を深め、接遇を通して認知症の人や家族が、いきいきと暮らしていける地域社会を実現していくことの一助を目的に「認知症接遇ガイドライン対応研修」を準備いたします。認知症の人が安心して公共交通機関を利用し、業務従事者が適切に対応できるための学びです。

例えば、認知症には「もの忘れ」といった記憶の障害のイメージが強く、自分では何もできないのではないか?という誤解を受けることも多くありますが、実際の症状は様々で認知機能が急に低下してしまうのではなく、できることもたくさんあります。むしろ回りの不適切なケア(対応)によって、不安や困難さを感じさせてしまうことが多いのです。できる限り住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、認知症の人を受け入れ、寄り添える環境を整えていくことも私たちにできることと考えます…

(喜山光子=公益財団法人日本ケアフィット共育機構)

(トラベルニュースat 2021年9月10日号)

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