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万博の未来社会PJと熱中症対策

大阪・関西万博では開催前から暑さ対策が最重要課題で、25度を超える夏日ともなると日陰を探して休む人の姿やリング内側の広場「いのちパーク」で15分ごとに地面から噴き出す霧状のミストに飛び込む人の姿がたびたび取り上げられています。万博会場側にすべてを依存するのではなく、来場者である私たちも事前準備が必要です。

ケアフィットでも「おもてなしと介助技術」以外に「病気・ケガ」への対策を学んでいただく研修を多数実施し、中でも熱中症対策は必須でした。朝夕の寒暖差が大きい日は、高齢者や小さなお子さんは、知らず知らずのうちに身体に負担がかかります。直ぐに脱ぎ着ができる服装を準備したり、帽子や日傘も必需品、そして何より私たちができる熱中症対策として「冷たいペットボトルやマイボトル」を最低1本は持参し、塩分と一緒にこまめに補給することです。

朝、万全の体調で出発しても、会場を歩き回っていると、頭痛やめまいを感じることもあるでしょう。「よく歩いたからなぁ…」ではなく、熱中症かも…?と疑うべきです。

会場には、熱中症予防とプラスチックごみ削減を促進するサステナブルな取り組みとして「無料給水スポット」が設置されています。空になってしまったマイボトルやペットボトルは、容器を洗浄し、冷たい水を無料で補給できます。この給水スポットは「ステハジ」プロジェクトの一環で…

(喜山光子=公益財団法人日本ケアフィット共育機構)

(トラベルニュースat 2025年5月10日号)

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