万博テーマとジェロントロジーとの共通点
万博開幕からすでに3カ月が経ち、日ごと賑わいが高まっています。私たちも10月2日、西ゲートに近いフューチャーライフヴィレッジ内において「見えないものを視る眼を養う」をテーマに「ジェロントロジー総合会議」を実施します。
第一部では、サービス介助士の学びの核がなぜ、ジェロントロジーなのか? サービス介助士とジェロントロジーの関係性について考察していきます。まず「ジェロントロジー」という言葉がまだまだ身近ではないことを踏まえ、超高齢社会を迎えた我が国がこれからの人生100年時代に何を準備し、どう生きるか! サービス介助士の学びの中では「いかに充実した老後を迎えるか」だけでなく、一人ひとりが何をどのように整える環境が必要なのかを真摯に向き合う必要性があると実感しています。法人各社様が、サービス介助士を導入してくださる意義を聞かせていただきながら、インクルーシブな共生社会の実現に向けて議論します。
第二部では、障害の有無だけでなく多様な人たちが、それぞれの視点からジェロントロジーを考察し、一人ひとりの「いのち輝く未来社会」を提唱していきます。中でも、知の巨人と称された南方熊楠(みなかた・くまぐす)の生涯からジェロントロジーを考察します…
(喜山光子=公益財団法人日本ケアフィット共育機構)
(トラベルニュースat 2025年7月10日号)
- お客様から教わった「おもてなし」(25/06/16)
- 万博の未来社会PJと熱中症対策(25/05/16)
- 安全・安心とホスピタリティ(25/04/17)
- バリアフルレストラン パートⅠ(25/03/14)
- 「ジェロントロジー(齢創学)」を考える(25/02/14)
- 宿泊業における改正障害者差別解消法(24/12/16)
- サービス介助士25周年~サービス介助士が社会を変える~(24/11/20)