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“うまさぎっしり”を深化 新潟県、ガストロノミーで食文化に迫る

18/03/27

2019年10―12月のデスティネーションキャンペーン(DP)を機に「うまさぎっしり新潟」をさらに深化させ、食を通じた地域の価値を打ち出そうと試みる新潟県。2月26日に大阪市内で開いた観光セミナーでは、雪国観光圏の井口智裕代表理事が県内でも先駆的に取り組む地域のガストロノミー(美食旅)について紹介した。

雪国観光圏は、県南部の魚沼市、南魚沼市、湯沢町、十日町市、津南町、みなかみ町、栄村を圏域に08年に発足。アテネやサンフランシスコと同緯度の北緯37度に位置しながら、世界でも例をみない豪雪地帯。にもかかわらず、8千年前の縄文遺跡が多数あり古くから人が暮らしてきた。

井口さんは「そのことが世界に通じる唯一無二の価値」と胸を張る。雪のおかげで「狩猟で仕留めた400キロの熊はソリでおろすことができ、天然の冷蔵庫で保存することもできます。そして冬は野菜が採れないので、春の山菜を保存して食べる。豊かな雪解け水は酒造りに最高の環境であり、発酵食が発達することにもなりました」。

従来はスキーなどのコンテンツで売ってきたが、目に見えるものだけではなく「雪と共生してきた暮らし、雪国文化を語るストーリーから考える旅を提案していきます」と井口さん。客室6千室の湯沢温泉を滞在拠点、十日町や魚沼を文化拠点、そして圏域内に3つの新幹線駅があり、鉄道アクセスが充実する利点を生かし、国内外の人に「日本人の本当の暮らしを伝える雪国ガストロノミーを提案していきます」と話した。

DCは新潟県と山形県庄内エリアを舞台に「日本海美食旅(ガストロノミー)」と題して開催。両エリアの美食を培ってきた歴史や文化、風土をアピールする。今年4月には、新潟駅の新幹線と在来線のホームが同一階になり乗り換えが便利になるなどリニューアル工事が完成。7月には、佐渡金山が世界遺産の国内候補地選定が予定されているなど、美食旅の魅力を高める動きが活発化している。

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