8月18日は作曲家、古関裕而の命日
8月18日は福島県出身の作曲家、古関裕而の命日。1989年8月18日に80歳で亡くなっている。没後30年にあたる。
生まれは1909年8月11日。今年は生誕110年の年でもある。
64年、東京オリンピック開会式の行進曲も作曲
今が真っ盛りの高校野球甲子園大会の大会歌、「栄冠は君に輝く」は古関の作曲。NHKの甲子園中継は、やはり古関が作曲したスポーツ中継のテーマソング「スポーツショー行進曲」で始まる。
64年の東京オリンピック開会式に使われた「オリンピック・マーチ」も古関が作曲した。来年、20年の東京オリンピック開会式には、どんな曲が流れるのだろう。
スポーツ関連の曲では、読売ジャイアンツの応援歌「闘魂こめて」も、ライバル球団の阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」も古関の作品だというから面白い。
個人的には子供のころ、家にレコードがあって、「とんがり帽子」は好きで、よく聴いた。この歌も彼の作曲だった。作曲した数は5000曲に及ぶそうだ。
古関は79年、福島市で最初の名誉市民となった。
福島市の古関裕而記念館で9月1日まで、生誕110年企画展
福島市に古関裕而記念館がある。歌にある、「とんがり帽子の時計台」を連想させる外観で、館内には写真や楽譜などの資料約600点が展示されている。古関メロディー100曲を、ヘッドフォンで聞くことができるコーナーもある。
生誕110年記念を記念した企画展「古関裕而と昭和展」が9月1日まで行われている。8月24日にはギャラリートークと演奏会も開かれる。
福島駅東口には、生誕100周年の時に設置されたモニュメントがある。8-20時まで1時間ごとに、古関メロディーが流れている。
福島駅の新幹線、在来線の発車ベルも古関メロディーが使われているそうだ。
古関裕而モデルのNHK朝ドラ「エール」、20年春から放映
20年春から、NHK連続テレビ小説として古関をモデルとした「エール」の放映が始まる。
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