20年版「アニメの聖地88」が発表に 新たに12作品と聖地
アニメツーリズム協会(富野由悠季会長=アニメ監督、角川歴彦=KADOKAWA会長)は10 月 29 日、東京・ベルサール九段で、2020年版「訪れてみたい日本のアニメ聖地 88」を発表した。

自治体の期待は大きい
2020年版には88の作品と自治体、26の施設とイベントが選定された。このうち12の作品と聖地は19年版と入れ替わりで、新たに選定された。
香川県小豆島・土庄町や石川県小松市を初選定
「からかい上手の高木さん2」(山本崇一朗作)で、初選出された香川県土庄町(小豆島)の三枝邦彦町長は、「四国のお遍路は88カ所霊場があり、小豆島にも88の霊場があり、今回アニメの聖地88に選ばれたこと縁を感じます。作者の山本さんには土庄町の観光大使をお願いしています。アニメの聖地を観光資源の一つとして取り組んでいきます」と抱負を述べた。

香川県小豆島・土庄町の三枝町長
「ガーリー・エアフォース」(夏海公司作)で、新たに選定された石川県小松市の竹村信一副市長は、「2020年の小松市市制80年に、大きなお土産をもらいました」と、すでにアニメの聖地効果を実感していることを紹介した。

石川県小松市の竹村副市長
ウェブ投票には世界から8万人が参加
アニメ聖地88選は、毎年ファンのインターネット投票を行い、その上で作者をはじめとする作品権利者と対象となる地方自治体の協議を経て、理事会が選定作業を行い決定する。
今年は、6月1日-9月22日までウェブサイトで「アニメ聖地投票」を実施者、昨年の3万票を大きく上回る8万票の投票があった。
同協会は2016年 9 月に発足し、アニメ88選を2018年版から選定、今回の2020年版は3回目になる。アニメ88選を国内外に向けて広く発信するとともに、地域や企業、作品の権利者と連携して「アニメツーリズム」の推進で、アニメ産業への寄与と、地域振興に取り組むことにしている。
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