コロナ:西伊豆町 地域通貨1万円分を全町民に 旅館での利用も
静岡県西伊豆町は、コロナウイルス感染拡大で落ち込む町内の消費を喚起しようと、5月18日からカード型の電子地域通貨「サンセットコイン」1万円分の、全町民への配布を開始した。予算は7700万円。

サンセットコインのサンプルカード
配布先は5月1日時点で住民登録がある7624人。手続き簡素化のため、特別定額給付金の申請のあった世帯主宛てに書留郵便で送付する。
地域通貨が使えるのは、町内の商店や飲食店、宿泊施設など109店。町では、引き続き取り扱い店舗を受け付けている。参加希望店舗にはスマートフォンを無料で貸与し、カードに印刷されたQRコードで地域通貨を読み取る仕組み。
地域通貨の利用を促進しようと、料金の割引や増量サービス、ウェルカムドリンクの提供など特典を設けている参加店もある。
登録店には温泉旅館もあり、町のまちづくり課では、「温泉入浴や宿泊にもご利用いただけます」と幅広く利用できることをアピールしている。
地域通貨の利用期間は2021年3月31日まで。地域通貨を継続するかどうかについては、今後検討するとしている。
海岸沿いに景勝地が連続、夕陽日本一を宣言
西伊豆町は、堂ヶ島、黄金崎、大田子海岸など、夕陽が映える景勝地が多く、「夕陽日本一」を宣言している。地域通貨の名称も日本一の夕陽からサンセットコインに、ポイントの単位もユーヒと付けた。

大田子海岸の夕陽
干潮時に、堂ヶ島の三四郎島が陸と地続きになる「トンボロ現象」が見られるのも当地。2-10月の干潮時に出現し、島まで歩いて往復できる。
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