楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

電動アシスト付きスポーツサイクルで気軽に世界ジオ体感 隠岐観光協会が新周遊サービス/島根

20/09/18

島根県・隠岐観光協会はこのほど、登山に関するウェブサービスを提供するヤマップ、電動アシスト自転車を製造するパナソニック サイクルテックと連携して、隠岐諸島を電動アシスト自転車で周遊するサービス「E-BIKE ADVENTURE OKI」を始めた。ユネスコ世界ジオパーク登録認定の大自然を誰でも気軽に周遊。3者連携で新たなエコツーリズムの楽しみ方を提案する。

同サービスは、パナソニック サイクルテックが提供する電動アシスト機能付きスポーツサイクル「E-BIKE」をレンタルし、周遊コースをめぐってもらうもの。コースは全19種で、隠岐諸島を構成する4島、隠岐の島町、西ノ島町、海士町、知夫村から行きたい島と滞在時間にあわせて選べる。いずれも隠岐の大自然を楽しめるコースになっており、スポットの情報やルートなどはヤマップが提供するアプリで確認できる。

E-BIKE ADVENTURE OKI

電動アシスト機能付きスポーツサイクルで
気軽に隠岐を周遊

今回のサービスは、自然豊かな隠岐のエコツーリズムを本格的に推進しようと企画。内閣府の特定有人国境離島地域社会維持推進交付金を受けて実施にこぎつけた。島内での2次交通の課題をクリアし、地域での体験や交流の機会創出にもつながるとして期待する。

また、隠岐ならではの着地型旅行商品の造成に向けた実証実験の側面を持ち、12月7日までのサービス提供で得られた成果を分析。来年3月には3者で今後の観光振興の指針を策定する。

現在、「E-BIKE」はパナソニック サイクルテックが用意し、隠岐の島町に7台、西ノ島町に5台、海士町に5台、知夫村に3台を備える。同観光協会は環境省のワーケーション事業に採択されたことから、今年度中に26台購入する予定にしている。

サービスは要予約。料金は半日プランで5千円など。1日、1泊2日などのプランがある。

詳しくはhttps://e-bike.yamap.com/oki/へ。

この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

個性全開、輝き増す山陰紀行・鳥取東部三朝編

「蟹取県」「星取県」に続き、辰年の今年は「とっとリュウ県」―。県の形が龍に見える?ことから...

「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ