ムーミンバレーパーク 歩きスマホで体験する「ムーミン谷の冬」始まる
ムーミンバレーパーク(埼玉県飯能市)で11月21日から 冬の夜間アトラクション 「アドベンチャーウォーク」が始まる。期間は2021年3月7日まで。

ムーミン屋敷 ©Moomin Characters ™
19日、メディアを対象に体験会が開かれた。
森に囲まれた宮沢湖畔に位置するムーミンバレーパーク。トーベ・ヤンソンの小説「ムーミン」の物語をテーマにした屋外施設と、著者とムーミンを紹介する博物館とも言える屋内展示施設、レストラン、ショーステージなどで構成されている。
アドベンチャーウォークでは宮沢湖に沿った遊歩道を、ほぼ一周しながら、シリーズの中の1冊「ムーミン谷の冬」の世界を体験する。参加者はソニーが開発したSound AR™を自分のスマートフォンからイヤフォンで聴きながら、場所ごとに異なる光の演出が施された遊歩道を歩いていく。

夏へのあこがれの野原
物語は、なぜか冬眠から目覚めてしまったムーミンが、ムーミン谷の冬を過ごし春を迎えるというもの。冬眠前のプロローグから始まり、「大きな白い馬」「リトルミイとの遭遇」「氷姫の世界」「春へと向かう道」など、16カ所に設定されたスポットに入ると、位置情報によりイヤホンからはムーミンやリトルミイ、スナフキンといったキャラクターたちの声や、物語のシーンや情景を想像できる音が聞こえてくる。雪の道を歩く音や吹雪の音、夏のムーミン谷を懐かしむエリアでは海の浅瀬を歩く音が聞こえる。

お盆でそり滑りをするリトルミイ
立派なしっぽを持ったリスにかけるリトルミイの言葉や、スナフキンが残した手紙、最後にムーミンが誇らしく宣言するセリフも聞けて、「ムーミン谷の冬」の愛読者にとっては楽しめる演出になっていた。セクション16のエピローグには、リスについて原作にはない話しが追加されていて、それも悪くなかった。
約1・8キロの湖畔や森の遊歩道を1時間ほどかけて、ゆっくりと歩いた。ところでムーミン屋敷まで続くセクション14の「春へと向かう道」では思いっきり跳ねながら歩いてほしい。春を待つ、うきうきした気分になる足音が聞こえる。
三密のない屋外で、自分のスマホを利用するウイズコロナ時代のアクティビティとも言えるアドベンチャーウォークの参加料は大人2500円、子ども1500円。ムーミンバレーパークの入園料とは別で、割安価格のセット券や当日割引チケットがある。いずれもオンラインで前売りチケットを購入できる。
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