県観光の中継点は花や食で一色 兵庫県北はりま
兵庫県中央部の3市1町が連携する「北はりま」エリアの皆さんが来社し、来春の観光素材を紹介した。
北はりまは大阪から車で約90分。姫路城や竹田城跡など県内観光地へのアクセスが良く、県北部の城崎温泉や湯村温泉に向かう際の中継点としても立地し、エリアとして立ち寄りスポットとしてアピールしている。
加東市商工観光課の岸本希さんは、平池公園の大賀ハスや菖蒲など春の花を紹介。「播州清水寺の青もみじもお勧めです。座禅体験、精進料理を味わうことも」。
加西市観光まちづくり協会の千田智子さんは、早春のチューリップをはじめ四季を通じて多種多彩な花が咲く県立フラワーセンターを推す。「スタッフによる園内ガイドツアーをぜひ」。
西脇市商工観光課の板場逸史さんは、畑谷川のホタルと都麻乃郷(つまのさと)あじさい園が春のお勧め。「観光バスの受け入れ態勢も整ってきました。あじさいは4年前から約5倍に入園者が増えています」。
多可町商工観光課の梅田浩史さんは西日本最大級のラベンダーパーク多可をアピール。「種類の異なるラベンダーが植栽されており、長い期間お楽しみいただけます」。
3市1町は食も売り込む。加古川闘龍灘のアユ料理(加東市)、酒蔵直営店の地場産野菜料理(加西市)、神戸牛としての認定頭数がもっとも多い黒田庄和牛(西脇市)、全国のバイヤーが選ぶ地鶏コンテストで第2位に選ばれた播州百日どり(多可町)など。
板場さんは「近く牛鶏合戦として地元グルメを盛り上げる企画も予定しています。エリアへ立ち寄っていただけるバスツアーも少しずつ増えており連携の成果が出てきたと実感しています」。
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