楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

ゼンリン、長崎市で観光型MaaSの実証実験 ストーリー型観光コンテンツと交通手段を連携

21/03/26

地図情報サービスのゼンリン(本社・福岡県北九州市)は2021年度、長崎市で観光型MaaSの実証実験を始める。観光情報と公共交通のデジタルサービスの展開で市内の観光移動の充実を図る。

実証実験は長崎県、長崎市の協力を得て実施。グラバー園や出島、平和公園といった市内の各観光スポットの移動を促すすためのストーリー型コンテンツと交通手段などを連携させ、周遊の促進につなげていく。

同社は市内各スポットの歴史文化をデジタル化、ストーリー型観光情報として収集・管理し、滞在型観光ルートとして提供。交通機関の経路案内や交通サービスの提供、位置情報を分析し旅行者に適した観光コンテンツの提供、混雑情報を可視化する地図情報連携サービスの技術検証なども行い、今回の観光型MaaSを長崎モデルとして全国へ展開することを目指す。

ゼンリン長崎市観光型MaaS

サービス画面のイメージ

長崎市の田上富久市長は今回の実証実験について「観光振興のみならずさまざまな分野に好影響を及ぼし、次の時代に向けた長崎や日本にとっても大きな推進力になると感じています」と期待のメッセージを寄せている。

この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

和歌山龍神に輝く夕夜景

大阪の中心部から車で約2時間、南紀白浜空港から1時間ほどの距離に位置する和歌山県田辺市龍神...

サステナブルアイランド四国への誘い・愛媛編

四国が進める観光のテーマは「持続可能」だ。社会全体のテーマとしてもはや中心に座りつつあるサ...

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ