四国の銘酒が一堂に 酒まつりに2千人参加
四国4県の銘酒が一堂に会する四国最大の日本酒の祭典「四国酒まつり」がこのほど、徳島県三好市の三好市池田総合体育館で開かれた。2千人が訪れ、銘酒が入ったサーバーでお目当てのお酒を注いで味わっていた。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で中止やオンラインでの実施が続いていたが、24回目となる今回は、4年ぶりに本来の形での開催となった。
四国酒まつりは、四国の銘酒を集めた「地酒試飲会」と地元酒蔵の「酒蔵開放」からなる広域イベントとして2000年にスタート。当初は200人程度の参加者だったが、第20回の記念イベントでは3万人の参加者が訪れる人気イベントに成長した。

約3万人が訪れていたころの酒まつり
酒まつりの当日の夜には、大歩危・祖谷いってみる会(植田佳宏会長=ホテル祖谷温泉)主催の「四国酒まつりの夕べ」が大歩危峡祖谷温泉郷のサンリバー大歩危で開かれた。こちらは11回目の開催で、昼間のまつりに参加し宿泊した100人が集った。
会場では阿波の地酒の振る舞いや同温泉郷の宿泊券や地域の特産物が当たる大抽選会などで盛り上がった。
植田会長は「2019年まで大歩危峡祖谷温泉郷の宿泊客の4分の1が海外からお越しいただいたお客様でした。もう少しすると以前のような賑わいが戻ってくることを期待しています」と語り、大歩危祖谷いってみる会が官民連携で地域を盛り上げている組織であることを訴えながら、阿波の地酒を楽しんでほしいと呼びかけていた。

酒まつりの夕べであいさつする
大歩危・祖谷いってみる会の植田会長
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