北陸新幹線開業へ 山代温泉観光協会、法人化を目指す/石川
石川県の山代温泉観光協会(和田守弘会長=たちばな四季亭)はこのほど、瑠璃光で2023年度通常総会を開き、北陸新幹線の加賀温泉駅開業に向けた取り組みを強化することで一致した。
和田会長は今年度内に観光協会の法人化を目指していることに言及。「地域を代表する責任ある団体として地域経済の振興につながる諸事業を実施していきたい」と述べ、現在進めている「あいうえおの郷構想」の実現に向けて精力的に取り組んでいく考えを示した。
また2024年春の北陸新幹線・加賀温泉駅開業が迫ってきたことにも触れ、「金沢開業時は金沢がにぎわいの中心になりました。今回は加賀温泉がにぎわうよう、山代のまちが一つになって国内外からのお客様をお迎えできるような態勢づくりをしていきたい」と訴えた。
![山代温泉観光協会](https://www.travelnews.co.jp/img/230913area1.jpg)
北陸新幹線の開業を控え、
受入態勢づくりや広域観光の必要性などが話題に
来賓として出席した加賀市の宮元陸市長は北陸新幹線・加賀温泉駅開業を盛り上げるためのPR事業に取り組む考えを伝える一方、「加賀だけでなく周辺地域と一体となって様々な仕掛けを実施したい」と広域観光の必要性を訴えた。
議案はいずれも原案通り承認可決した。
総会終了後には「山代温泉中期ビジョン2023―30」が発表された。策定に関わったランドスケープアンドパートナーシップの中西佳代子代表と豊田建築設計室の深山健太郎代表が中期ビジョンの概要を説明。「地域住民が地域資源の魅力を共通認識し、オール山代でまちづくりに取り組むことが必要です」と話した。
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