観光モラルの向上図る 京都市で来年3月末までキャンペーン
京都市と京都市観光協会は、京都を訪れる観光客に地域の文化や歴史、観光マナーへの理解を深めてもらうことを目的に「京都観光モラル宣言」キャンペーンを7月10日から始めた。2026年3月31日まで。
観光客が京都のマナーに関するクイズに挑戦したり、自らの行動指針をSNSで共有することでポイントを獲得し、そのポイントを使って景品の抽選に応募できるという内容。日本語、英語、中国語で参加できる。
観光モラルの普及とともに、地域と調和した観光スタイルの定着を目指す。具体例としては、地域の暮らしや文化を尊重する行動として「写真撮影禁止の場所を確認する」「神社や寺でマナーを守る」、環境保全への配慮として「マイバッグやマイボトルを持参する」「ゴミのポイ捨てをしない」「食べ残しをしない」などの行動を求めている。
さらに、地域の人々との交流を通じて京都の魅力を深く知ることを促しており「宿泊先のスタッフにおすすめの訪問先を尋ねる」「地域のお祭りやイベントに参加する」ことなども例に含めた。
キャンペーンへの参加はウェブサイトから。アンケート回答や協力施設の訪問などでもポイントを貯めることができる。
景品には、神山湧水珈琲「煎」の無料券や、市バス・地下鉄一日乗車券などが用意され、季節によって内容は変動する。
主催者は「観光客が地域を尊重しながら観光を楽しむことで、市民生活との共存が進み、京都全体の魅力向上につながる」とし、SNSを通じた行動の共有が次の観光客へとマナーの意識を広げる効果にも期待している。
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