21%増の247万8千人 8月の訪日外客数、中国は初の80万人超え
17/09/25
日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)によると、8月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比20.9%増の247万8千人だった。夏の旅行シーズンの需要を取り込み、再び増加率は20%超え。2017年8月を42万人超上回り、8月単月の過去最高を記録した。
JNTOでは多くの市場が夏季休暇シーズンを迎えたことに加え、航空路線の新規就航や増便、訪日クルーズの就航が好調の要因と分析。さらにこの時期に向けて進めてきた訪日プロモーションも奏功したとしている。
市場別では、中国が同21.1%増の82万人と好調を取り戻し、全市場で初の単月80万人突破を達成。韓国は35.3%増の62万1千人となったのをはじめ、台湾は13.4%増、香港も23.5%増となるなど東アジア4市場が全体をけん引した。
また、インドネシア、イタリア、ロシア、スペインを除く15市場が8月単月の過去最高を記録。東南アジア各市場は比較的堅調に推移した。一方で、外国旅行の閑散期や、航空座席数の供給量の少なさ、旅行費用の高騰などで需要が伸び悩んだ市場もあった。
1―8月の総計は同17.8%増の1891万6千人となった。9月中には2千万人を突破する見込み。
インバウンド の新着記事
- 対面による交流再開で増加傾向 JNTO、訪日教育旅行の動向を公表(25/12/09)
- 地方自治体における高付加価値旅行 自治体国際化協会が26年1月に海外経済セミナー(25/12/07)
- フィンランドで日本が大賞 2025年の海外旅行先で(25/11/28)
- 成長産業としての訪日観光 ジャパンショッピングツーリズム協会、12月1日にカンファレンス(25/11/27)
- 紅葉シーズン開幕などで好調持続 10月の訪日客、17・6%増の389万6300人(25/11/26)










