「KKdayモール」利用実態アンケート、利用きっかけは〝急増するインバウンド対策〟
アジア最大級のオプショナルツアー予約サイトを運営するKKDAYグループ(KKday)はこのほど、日本での展開を初めて1年が経過した現地体験予約特化型のマーケットプレイス「KKdayモール」の出品者に向けた利用実態アンケートの結果を発表した。KKdayモールを導入したきっかけへの問いでは、「インバウンドを集客したかったから」が半数を占めた。
KKdayモールは、自社のユニークな現地体験を出品・半日できる旅ナカに特化したマーケットプレイス。世界中に旅先のアクティビティや現地体験などを提供するオプショナルツアー販売サイト「KKday」で、システム構築など面倒な作業がなく、世界中に向けて販売ができる。日本では、2022年10月にサービスを開始して以降、400以上の事業者の2000以上のユニークな体験が掲載されている。多言語は、日本語のほか、中国語、英語、韓国語など12言語に対応している。
アンケート調査は、KKdayモールを実際に利用している国内の事業者を対象に実施。調査期間は、2023年11月21~30日。サンプル数は56社。
KKdayモールを導入したきっかけへの問いでは、「インバウンドを集客したかったから」が50%を占め、「すでにKKdayグループのサービスを導入していたから」(19%)、「国内のお客様を集客したかったから」(14%)が続いた。「実際にKKdayモールを導入して良かったこととして、半数が『インバウンドの予約が増えた』と回答があった」と同社。

KKdayモール導入以降、どのエリアから予約が増えたかを尋ねる問いでは、台湾や香港、韓国、シンガポールからの予約が増えたという回答が多かった。同社は、「日本政府観光局が発表している訪日旅行者数で上位を占めるエリアと比例している。また、KKdayグループが集客に強みをもっているエリアでもある」と話す。

導入当初と現在の課題を尋ねる問いでは、導入当初では「多言語対応」「デジタル化への対応」「決済/予約システムの信頼性」への不安の声が多かった。現在は、「プロモーション」「お客様の需要理解」が伸びている。同社は、「インバウンド向けにオンライン予約を導入する上でのシステムやページへの不安感が払しょくされた後は、次のステップとして集客に力を入れたいと考える事業者が多くなる」と解説する。

記事協力 ツーリズムメディアサービス(https://tms-media.jp/posts/18477/)
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