日本添乗サービス協会、「インバウンド検定」を創設 12月18日に東京・大阪で第1回試験
日本添乗サービス協会(TCSA、三橋滋子会長)は、訪日外国人旅行者に対応するスタッフの知識・技能を評価する「TCSAインバウンド検定」を創設、12月18日に1回目の試験を東京・大阪で開催する。当初は6月開催を予定したが、新型コロナウイルス感染拡大を受け延期していた。
同検定は、現在はコロナ禍でストップしているが、先々も見込まれる訪日外国人客の増加に向け、人的サービス面の整備を目的に創設。検定制度を設けることで、インバウンドの安全、快適な旅をサポートする能力・知識を持つ人材育成につなげる。
検定は初級・中級・上級の3クラス。初級はインバウンドスタッフの業務経験や添乗経験を問わず、事前準備や入国時アテンド、乗り換え乗り継ぎサポート、同乗業務を行うことができるなどの能力が求められる。団体旅行など複数のスタッフが携わる旅程でチームリーダーをサポートできる程度の能力を想定している。
中級、上級は業務・添乗経験が必要で、級に応じたレベルが求められるが、今回の検定は初級のみの実施となる。
試験会場は東京会場が品川区立総合区民会館きゅりあんイベントホール、大阪が大阪府立労働センター・エル大阪。時間は14時から80分間。業務知識と実務に関する選択式問題が出題される。
受験申し込みの受け付けは11月19日まで。当協会HP(http://www.tcsa.or.jp/)から申込書をダウンロードしてメールで送付する。 初級受験料は5千円、会員・賛助会員は3千円。
合格発表は2022年1月14日。

検定によりインバウンドの安全、快適な旅をサポートする
能力・知識を持つ人材を育成
(写真はイメージ)
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