「日本の食」で地方誘客 観光庁、ガストロノミーツーリズム推進事業を公募
観光庁は5月14日まで、今年度の「『食』の力を最大活用したガストロノミーツーリズム推進事業」を公募している。訪日客から注目度の高い「日本の食」を生かしたコンテンツの造成でインバウンドの地方誘客につなげる。
同事業は、地域の食材や習慣、伝統、歴史などによって育まれた食と食文化を楽しむガストロノミーツーリズムをテーマに、インバウンド誘客に向けてコンテンツ造成などを促すもの。地域の「食」のブランディング、サプライチェーンや周辺産業との連携、ガバナンスの構築を進める上で専門家とともに地域一体型経営戦略の策定と、メニューの開発に取り組み、ガストロノミーツーリズムの優良事例創出を目指す。観光庁における調査事業の一環として行う。
DMOや自治体、民間事業者らが対象で、飲食店や宿泊事業者、交通事業者、漁協、農協、地場産業ら地域の関係者と連携をする計画▽ガストロノミーツーリズムに関する取り組み▽申請計画地域の食資源を中心とした計画―が条件となる。
ガストロノミーツーリズムコンテンツを通じて、地域の食資源を中心に地域資源の魅力を旅行者へ提供する仕組みを構築。採択事業には1件あたり2千万円を上限に支援し、専門家による伴走支援も必要に応じて取り入れる。事業の持続性を重要視することから、数日間のイベントや無料のモニターツアーのみの実施、広報素材のみの作成などは対象外。
詳しくはhttps://www.mlit.go.jp/kankocho/kobo05_00043.htmlへ。

観光庁
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