レジリエントな観光を実現 南アフリカでG20観光大臣会合
25/09/21
南アフリカ共和国・ムプマランガ州で9月12日、初のG20観光大臣会合が開かれた。日本からは高橋克法国土交通副大臣らが出席。レジリエントで持続可能な実現へ議論を交わし、「ムプマランガ宣言」を採択した。
会合には、G20各国(南アフリカ、日本、アルゼンチン、ブラジル、イギリス、イタリア、インド、インドネシア、オーストラリア、カナダ、韓国、サウジアラビア、中国、ドイツ、トルコ、フランス、ロシア、EU)の代表者に加え、招待国のアイルランド、スペイン、アラブ首長国連邦、シンガポール、ノルウェー、オランダ、世界観光機関ら国際機関が参加した。
大臣会合では、デジタルイノベーションを通じた起業・中小企業支援▽観光分野における資金調達と投資▽シームレスな旅行のための航空ネットワーク▽観光開発のためのレジリエンス強化―について優先的に議論。日本からは観光におけるレジリエンス向上のための取り組みを中心に発信した。
議論の結果、ムプマランガ宣言を採択。観光が開発の原動力であることを認識し、持続可能で包摂的、レジリエントな観光を実現するため、各国が協力、官民連携を強化することを合意した。
会合にあわせ、日本はインドネシア、アラブ首長国連邦、ブラジルと二国間会談も実施した。
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