8・4%減の4兆2913億円 旅行取扱19年度年計、コロナ禍響くも年間で低調
20/05/22
観光庁は2019年度(19年4月―20年3月)の主要旅行業者の旅行取扱年度総計(速報)をまとめた。総取扱額は前年度比8・4%減の4兆2913億200万円だった。
第4四半期(1―3月)の世界的な新型コロナウイルス感染拡大が響いた格好だが、前年を上回ったのは第1四半期(4―6月)のみ。ほぼ1年を通して低調だった。
国内旅行の総取扱額は同8・3%減の2兆5807億9300万円。このうち旅行商品ブランド(募集型企画旅行)の取扱額は同9・1%減の8855億7600万円、取扱人数は同14・1%減の2891万5500人と前年割れが続く。
海外旅行の総取扱額は同10・0%減の1兆5108億8900万円。旅行商品ブランドの取扱額は同7・1%減の3927億2500万円、取扱人数は同13・7%減の164万1千人。
外国人旅行の総取扱額は同4・9%増の1996億2千万円。旅行商品ブランドの取扱額は同26・1%減の46億5600万円、取扱人数は同16・7%減の42万3千人。
48社のうち3社が前年度を上回った。

旅行者は戻ってくるか(イメージ)
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