リアル×バーチャルで新しい修学旅行を JTBが開発、まずは京都・奈良編から
20/08/17
新型コロナウイルス感染拡大で中止が相次ぐなど苦境に立たされている修学旅行。ウィズコロナ時代の旅行スタイルが模索されるなか、JTBが新しく提案するのが「バーチャル修学旅行360(サンロクマル)」だ。リアルな旅とバーチャルリアリティ(VR)を組み合わせたプログラムを開発。子どもたちの思い出づくりや学びの場が失われるのは、なんとも惜しい。新プランでニューノーマル時代の修学旅行という文化を守り続けていく。
まずは、「京都・奈良編」を投入。全国の小、中学校、高校を対象に、8月31日から予約受付を始め、10月1日からの実施スタートを予定している。
プログラムでは、教室でスマートフォンに取り付けた簡易ゴーグルを使って京都や奈良の寺社仏閣などの360度映像を視聴。バーチャル映像のため通常は見られない場所、角度から眺められる特別さが売りだ。
舞妓や旅館女将、バスガイド、タクシー運転手など修学旅行で実際に出会うはずだった人たちともオンラインで交流。清水焼や漆器などの伝統工芸や、着物、能などの伝統文化体験、土産の購入、オプションで記念写真の撮影など学校にしながらにして修学旅行のエッセンスをそのまま味わえるコンテンツをそろえた。
今後は京都・奈良編のコンテンツ拡充、他方面のプログラムの開発も進めていくという。
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