日本旅行、滋賀県造林公社と「カーボンクレジットパートナー」協定 琵琶湖の水源保護へオプション販売
21/02/05
日本旅行(堀坂明弘社長)は2月2日、滋賀県造林公社(三日月大造理事長=滋賀県知事)と「びわ湖・カーボンクレジット」パートナー協定を結んだ。滋賀県公館で両社が締結書に調印。旅行会社として持続可能な地域づくりへ貢献していく。
「びわ湖・カーボンクレジット」とは、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの削減量・吸収量をクレジットとして認定する国の「J―クレジット制度」を使い、認証されたクレジットを企業に販売、CO2のネット・ゼロにつなげようという県の取り組み。
今回の協定は、SDGsへの取り組みを進める同社がこれに呼応した。「びわ湖・カーボンクレジット」の初の事例として、同社と同公社がクレジット取引で生まれる資金を琵琶湖の水源となる森林づくりに還元する仕組みを進めていく。

締結式で記念撮影す三日月知事(左)と
堀坂社長
具体的には、国内旅行ブランド「赤い風船」で、旅行中の鉄道利用で排出される二酸化炭素を旅行者がカーボンオフセットすることができるオプションプラン「JRセットプラン Carbon―Zero」を2月12日に発売。同公社の持つクレジットを購入、カーボンオフセットで間伐材の森林整備に充て水源保護につなげる。
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