団体旅行復活から万博へ 全旅協大阪と協力会が賀詞交歓
一般社団法人全旅協大阪府旅行業協会(吉村実会長=歓喜旅行サービス)と株式会社オーサカ・ゼンリョ協力会(金子博美会長=琵琶湖グランドホテル京近江)は1月24日、大阪市中央区のホテルロイヤルクラシック大阪で賀詞交歓会を開き160人が出席した。
冒頭、大阪学芸高校吹奏楽部とピアニストの大橋りなさんが共演。数曲披露した後、吹奏楽部の代表が「業界の方々は3年間、大変な思いで過ごされてきたとお聞きしています。皆さんを元気づける思いで曲を選び、演奏させていただきました」と参加者にエール。
吉村会長は「昨年に続いて『コロナに負けるものか』の思いで今年も開催することになりました。全旅協の二階俊博会長の年頭のごあいさつで、本年の旅行業界のテーマは『コロナ禍から平時への移行』とおっしゃっておられます」「我々全旅協の会員は地元密着の団体旅行を主に事業を展開している会社が多くまだまだ光が見えていないのが現状です。飲み放題、カラオケ、コンパニオンなど団体旅行の『ザ・宴会』をもっと復活できれば」「そのためには世の中の環境に適応できるように自分自身を変化対応していくことが大切だと思います」と述べ、2025年の大阪・関西万博開催に向けて「ひたすらにまっすぐ飛躍の年になるよう頑張りましょう」と呼びかけた。
金子会長は「大阪学芸高校のみなさんのリアルの演奏をお聞きし、リアルは人を感動させるということを実感しました。我々の業界も同じで自身で見たもの、感じたものを身に沁み込ませて心の栄養をつけていただくお仕事です」「業界にとって前向きに元気な年にするだけでなく、すべての業種の人たちの笑顔を引き出せるよう、みなさんと力を合わせて頑張りましょう」と話した。
ANTA本部の北敏一副会長は新型コロナウイルス感染症が5類相当へ引き下げられることに触れ「安心安全に団体旅行ができる雰囲気をつくっていきたい」と述べ、国土交通省近畿運輸局の金井昭彦局長は大阪・関西万博は「関西全体をパビリオン化し、旅行需要を盛り上げたい」と話した。
このあと公益財団法人大阪観光局の溝畑宏理事長が乾杯の音頭をとり、新年を祝って交歓した。
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