JTB、H2Oと地域活性化事業で共創 関西対象に商品開発や周遊促進
24/07/11
JTB(山北栄二郎社長)は、流通大手のエイチ・ツー・オー リテイリング(荒木直也社長、H2O)とタッグを組み、地域活性化事業で共創プロジェクトを始動させる。国内各地の魅力を盛り込んだ商品の開発や周遊促進の仕掛けづくりなどに取り組み、新しい地域活性化モデルの創出を図る。
プロジェクトは、「地域価値の最大化による持続可能な地域社会の実現」を目的に据え、両社が連携。今回、関西をターゲットエリアとして地域の魅力を実体験できる商品や体験コンテンツを創出する。H2Oは関西で長年培ってきた地域からの信頼やネットワーク、JTBは交流・関係人口の創造、インバウンドや地域住民に対するコンテンツ創出のノウハウ・実績という両社の強みを融合し協働する。
具体的には、関西在住者を対象に地域の観光と商工、教育が三位一体となった職業・経済体験▽「キッズジョブチャレンジ」の実施▽訪日外国人を対象に大阪府泉州エリアのコト・モノづくりを体感し地域の人たちとコミュニケーションができるプレミアムコンテンツの開発と実証実験―を予定している。
今後は、地域内外でのヒト・モノ・コトの交流創出と、魅力が集まる「場」を活用した地域活性化を目指し共創の輪を拡大していく。百貨店やスーパーなどの店舗をハブとして地域全体に波及する交流創造事業の拡大、キッズジョブチャレンジの面拡大、共創パートナー拡大などを見据えている。
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