JR東日本、20年1月で車いす等が使いやすい車両へ置き換え完了
JR東日本は1月22日、これまで山手線において、従来の車両よりフリースペースを増やすなど車いす等を使う人が利用しやすい新型車両E235系への置き換えを進めていたが、1月をもって全車両の置き換えが完了すると発表した。すべての人が安心して利用いただける快適な鉄道を目指して、バリアフリー施設の拡充等に努める。
フリースペースを設置した車両の整備
山手線では 2017 年より新型の E235 系に置き換えを進めており、1 月をもって全車両の置き換えが完了する。E235 系では従来車両(E231 系)よりフリースペースを増やし各車両にフリースペースを設置するとともに、床面を低くしている。車いす等を使う人がより利用しやすくしている。今後は、車両とホームの隙間を縮小すべくホーム先端へのくし状部材の設置を進めていく。
車両とホームの段差・すき間の縮小
車いす等を使う人が利用しやすい環境整備として、ホームドア整備にあわせてホームのかさ上げを行うことで、車両とホームの段差縮小を進めている。また、ホームと車両とのすき間の縮小にも取り組んでおり、山手線、京浜東北線、中央・総武線各駅停車の一部駅のホーム先端(各ホーム 2 か所)にくし状の部材を設置し、可能な限りホームと列車のすき間を縮小している。すでに目黒駅、目白駅、大塚駅、駒込駅には設置しており、今後順次設置を進め、2020 年 7 月までに 32 駅に設置する。2020 年 7 月以降については、利用状況をふまえ、さらなる拡大を進めていく。
「これからもすべての人が利用しやすい快適な鉄道を目指して、環境整備を進める」と同社。
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